単身生活オヤジのつぶやき

50近くなって転職、単身暮らしをしているオヤジの視点で、好きなことを書こうと思う。

私の社会人生活・前史3

今回は若干、長めに。

さて私が入った高校は大学にエスカレーターで進学するにあたり、全教科の平均点で基準が決まっていた。文系であれば、下から順に(当時ですよ)、文学部、法学部政治学科、商学部、法学部法律学科、経済学部、理系であれば(全く興味がないので覚えてないが)医学部が最も過酷な条件だった気がする(確か平均95点以上だったかな)。

ということで、私の今の生業や専門性を考えると、どう考えたって、政治や文学を目指すべきだった。私には数学的なものを読み解く能力が圧倒的に不足(欠如?)している。今振り返ってみれば、例えばマクロ経済のIS、LM曲線では関数の知識や理解は欠かせないだろうし、ミクロ経済では微積分、それ以外にも統計手法とか、いま考えても頭がくらくらする。そのような状態で経済学部に入ったのだから、やる気なくなりますよ。当然。入った理由は至極単純。つまりK大経済学部は民間セクターでは花形なので、就職先に困らないだろう、と。ただ、それだけ。別に、その当時は就職するということを具体的に思い描いていたわけでもないし、後に触れるが就職を真剣に考える状況になかった(と勝手に思い込んでた)わけ。

当時、K大学経済学部は一年で経済原論1(マクロ)、原論3(マルクス経済:当時はまだ共産主義は完全に崩壊していなかったので、れっきとした経済論として勉強した)、二年で経済原論2(ミクロ)が必須科目なのだが、いずれも単位を落とすことになる。で、原論2を落とせば三年になったら通う都内のキャンパスではなく、わざわざ神奈川の日吉のキャンパスに通うことになる。

結果、学校から足が遠のくばかり。今では昔のサークルの仲間と旧交を暖めるようになったが、サークルからも足が遠のき、ゼミにも入らずじまい。ただ、救いだったのは、そういう状況でも今でも交流のある高校時代からの友人、中野くんが例えばテストの過去問とかの入手方法を教えてくれたり、私の代わりにコピーを取ってくれたり。随分と助けてもらった。当時の過去問というのは恐ろしく、過去5年とか10年にわたって試験問題の傾向とか、単位が取れる対策とかが解説してあるものもあり、驚いた記憶がある。

で、いよいよ就職となるわけだが、ここでも私を困った問題が待ち受けていることになる。その顛末は、前史最終章で(って、勿体ぶるほどの歴史ではないが)